初心者サーファーによる初心者サーファーのための導入

サーフィンを始めたいけど何からすればいいかわからない、そんな人全てのきっかけになれればと思います。

サーフィン初心者、何はともあれまずはどんなスポーツか知ることから始めよう!

前回の記事で自身の経験をもとに、実際にサーフィンを始めるまでの大枠の流れを解説しました。今回の記事からはより詳細にどの程度の知識や準備が最低限必要で、そのために何をすべきなのかを深掘りしてご説明いたします!

 

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そもそもサーフィンていつでもできるの?

マリンスポーツといえば夏、ウィンタースポーツは冬、などなんとなくやったことない人でもイメージがあると思います。実際スノボーやスキーは雪がないとできないのでシーズンは冬に限定されます。しかしサーフィンをやる場所は海つまり波があれば一年を通して楽しむことができます。

未経験の方が思い描くサーフィンは海パンやTシャツで夏にやるイメージが強いと思います。

実際海に入って一番気持ちのいい季節は夏です!断言します。笑

ただサーフィンてすごく難しいスポーツではあるので夏の大混雑の海にいきなり行ってもまず波乗りなんてできずに終わるのが大半です。。競技人口もピークシーズンの夏と水温が下がった冬とでは全然違います。

なので私は本当に上手くなりたい!早く上達したい!という方にはぜひ秋冬春も海に行くことを強くお勧めします。ただそうしようと思うと分厚いウェットスーツやグローブ、ブーツなどがないと特に真冬の海で死んでしまいます。(季節ごとのお勧め装備は別記事で紹介します。)

もちろん海の近くで住んでるわけではない人や週末しかできない人もたくさんいます。

そういった場合は可能な限り海に行く頻度を上げるのと陸上でのイメージトレーニングなどが重要となります。

 

サーフィン覚えるべきルールは?

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夏になるとよくサーファーが沖に流されてヘリで救出された、波に巻かれて溺れて死んでしまったなどニュースが流れてきます。そうですサーフィンって楽しさと危険が隣り合わせになっているスポーツです。もちろんどんなスポーツでも危険はあります。野球は頭にボールが当たれば危ないし、サッカーはコンタクトの際に怪我をする可能性があります。だからこそヘルメットをつけたりプロテクターをつけたりして身を守り、危険球やレッドカードは退場などルールによって守られるわけです。サーフィンにも他のスポーツと同様に競技者を守り安全に楽しむためのルールがたくさんあります。全てを紹介はできませんが必ず覚える必要があるいくつかを記載します。

 

  1. 1man1wave (1つの波に乗っていいのは1人だけ)

    これは一番最初に覚えるべきルールです。なぜか、守らないと危ないからです!

    サーフィンって実際できるようになると思ったよりスピードがでるスポーツです。

    海の中にたくさん人がいる状態で1つの波に対して何人も乗ろうとすると当然衝突の可能性が上がります。サーフボードは硬いです、お互いがスピードに乗った状態でぶつかるとまさに事故レベルの衝撃があり、あたり所が悪ければ大怪我の可能性もあります。

     

  2. 前乗りの禁止 

    1番のルールを見て疑問に思った方がいると思います。一つの波には誰が乗っていいの?

    波待ちに順番があるの? まず波待ち中に順番はありません。もちろん後から海に入ってきた人がいきなりいいポジションに他の人を押しのけていったならかなり白い目で見られます。

    ただ基本的には波は待つものではなく自分で取りに行くものなので、順番は関係ないです。

    ではみんなが一斉に一つの波に乗ろうとしたとき誰が一番優先されるのか。

    それは波が割れるピークにいる人です。波を見ていると沖からうねりがやってきてブレイク(波が割れる)する瞬間があります。通常波はある一点から割れ始めます。その割れる

    ポイントに一番近い人が優先される権利があります。

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    写真のまるで囲んだ部分がまさに今波が割れるようとしているポイントです

  3.  沖に出るときは波に乗ってくるサーファーが優先

    波に乗るにはまず沖に出て行く(ゲットアウト)必要があります。

    その際初心者にありがちなのが、沖から波に乗ってくるサーファーが通るであろうライン上を通って沖に出ようとすること。こちらは非常に危険です。上級者や中級者レベルになれば、進行方向の先にサーファーがいればうまく避けてくれますが、波のコンディションが悪かったりライドしているサーファーも初心者である場合など避けきれずに衝突の可能性があります。

    沖に出て行くときは正しいルートを見極めることを意識しましょう。(詳細は別記事)

    ただし湘南のようにもはや激混み過ぎてそんなこと言ってられないポイントもたくさんあります。その際の重要な共通認識として、乗ってきた人の進行方向と逆方向に逃げることがあります。右から左に向かって進んでいる人は何もしなければその方向に加速していきます。なので対峙した人はその逆方向にパドル(漕いで)して逃げましょう。

 

以上3点が最低限必ず覚える必要があるルールです。

まず楽しむためにはルールを覚えて安全を確保する、小さなことですが大きなことです。

次回はルールに追加して覚えておくべき知識をまとめます。